パーキンソン病で障害厚生年金2級を取得。
相談者
豊中市在住50代男性
【傷病名】パーキンソン病
【障害年金の種類】障害厚生年金2級
【加算の対象者】なし
相談の状況
5年程前から足を引きずる、腰が痛い等の症状が出始め整形外科の受診をされた。精密検査を受けたところ首の頸椎を圧迫しているとの診断で治療していたが一向に良くなる気配がなく、いろいろな病院で転々と受診・検査をし最終的に、大きな病院を紹介していただき検査をしたところパーキンソン病であることが判明した。体のあちこちに症状が出て、進行していったため現在は薬を飲まないと生活できない又薬が効く時間がどんどん短くなり外出前に飲んでも数時間後には薬の効き目が弱くなり杖での補講さえ難しい状態となり、長時間の外出は車いすの利用が必須となっている状態でした。
仕事は会社側から在宅ワークの許可をもらっており、通勤は不要の状態でした。家から出ずらい状況であったため、こちらから自宅まで出向き申請代行の依頼を受ける形となりました。
相談から受給までのサポート
パーキンソン病は薬を飲むと症状が緩和され、不自由なく生活ができてしまい障害年金をもらうには症状の判断が難しい傷病になります。今回ご依頼された方は薬の持続時間が短いため、2級の可能性が高いが薬を飲むと緩和されるため、事前に障害年金の等級の目安は判断がむずかしく3級の可能性もありますとの案内の元着手となりました。
初診から1年6ケ月経過以降に症状が悪化していったため、今回の申請は事後重症請求になり申請した月の翌月から権利が発生する障害年金となり、できるだけ早く申請してあげたかったが通院した病院が何か所もあったため、医師に診断書依頼をする際今までの通院歴をまとめた書類を添付の上作成依頼をさせていただきました。又事前にお薬が効いた状態での検査結果を求められることが多々あることを知っていたため、お薬が効いた(ON)の状態の診断書をお願いしました。
出来上がった診断書にはお薬が効いた(ON)の状態での検査結果であるとの記載がなかったため、案の定年金機構から医療照会が入り、結果が郵送されるまで時間がかかりましたが、無事2級の結果をもらうことができました。
依頼者の方はものすごく喜んでいただいて感謝の言葉をいただきました。
ポイント
傷病の特定までいろいろな病院を受診されるケースが多い傷病であるため、書類の作成が複雑になることが多いです。初診の特定や取り寄せる書類の種類、お薬が効いた(ON)の状態の検査結果を求められる等気をつけるべき点が数々あり、また現在の補助具の利用状況や日常生活の状況、就労状況の状況等を審査をしていただく方にできるだけ分かりやすく工夫をし、正確に症状をわかっていただく必要があるため丁寧な書類作りを心掛けました。
今回の場合のように外出が困難な方には自宅まで無料で出張し、より負担の少なくなるようさせていただきますので、身体が不自由で移動が困難な方で障害年金をお考えの方は是非電話をいただきたいです。