国民年金の未納について

この前いただいた相談の内容で、国民年金保険料が未納が多くて障害年金がもらえない方からの相談がありました。その方は離婚をして数年後、再び結婚をした際に三号被保険者の手続きをされていなかったために、障害等級2級が確実であった症状にもかかわらず受給資格がない方でした。初診日前一年間の特例もダメで、原則の3分の2の納付要件もダメでした。結婚した以降に、保険料の納付書が届いた時にしっかりと三号被保険者になる手続きをしていれば受給資格が貰えたために非常に残念に思いました。一号被保険者の保険料納付率は66%と低いような報道がされていますので、「自分も納付しなくてもいいか」と思いがちかもしれませんが、この66%は一号被保険者の納付率であって、二号三号の納付率はほぼ100%であるため、6千万人を超える制度全体から見ると、未納の人は2.3%に過ぎません。払っていない方はその2パーセントになってしまっているということをしっかりと受け止めましょう。所得が低くて払えないのであれば免除申請をするべきです。老齢年金も免除の場合、半分の国が負担している部分は反映されますし、免除と未納の差は大きいです。保険料の未納は自業自得といえばそれまでですが、そういう制度を理解していないために重大な事態になることを学校などで教えるべきだ思いました。

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